自民党の竹下国会対策委員長は松江市内で記者団に対し、国内でのカジノ解禁に向けた法案の取り扱いについて、「だいぶ環境は整ってきたという感じはする」と述べ、今週中に衆議院で審議入りする可能性もあるという認識を示しました。
国内でのカジノ解禁に向けた法案をめぐっては、自民党や日本維新の会が衆議院の委員会で早期に審議入りするよう求めているのに対し、民進党執行部は拙速に結論を出すべき課題ではないとして、今の国会での審議入りには慎重に対応する方針です。
これについて、自民党の竹下国会対策委員長は「国会は、なかなか思うようにはいかないが、できれば今の国会で法案を成立させたいという思いは持っている」と述べました。
そのうえで、記者団が「今週中に審議入りできるか」と質問したのに対し、竹下氏は「可能性はゼロではない。だいぶ環境は整ってきたという感じはする」と述べ、今週中に衆議院で審議入りする可能性もあるという認識を示しました。
また、竹下氏は今月30日までの国会の会期の延長について、「臨時国会は2回延長できることや、年金制度改革関連法案などの成立に参議院側でどの程度の会期が必要かなど、いくつも要素が重なって、あすの与党党首会談での最終結論になる」と述べました。
-- NHK NEWS WEB