11日夜、名古屋市の路上で帰宅途中の女性2人が男に相次いで液体をかけられた事件で、被害に遭った女性の1人が「とうがらしのような鼻をつく臭いがした」と話していることが、警察への取材でわかりました。警察は傷害事件として、男の行方を捜査しています。
11日午後7時半すぎ、名古屋市緑区有松の路上で、歩いて帰宅途中だった23歳の会社員の女性が、男にすれ違いざまに液体をかけられ、さらに、およそ1時間半後、4キロ近く離れた名古屋市緑区鳴海町の路上でも、30歳の会社員の女性が、男に液体をかけられました。
最初に被害に遭った女性は目の痛みを訴え、病院で治療を受けましたが、けがは軽く、もう1人の女性にけがはないということです。
警察によりますと最初に被害に遭った女性は「液体はオレンジ色で、とうがらしのような鼻をつく臭いがした」と話し、かばんにはオレンジ色の液体が付いていたということです。
警察は、液体の成分を調べるとともに、同じ人物による犯行の疑いがあると見て、傷害事件として男の行方を捜査しています。
-- NHK NEWS WEB