コンビニ大手のローソンは、中堅のコンビニチェーンと提携し、店舗の共同開発などを進めてきた玉塚元一会長が、来月の株主総会で退任すると発表しました。
発表によりますと、ローソンの玉塚元一会長は、来月30日に開かれる株主総会で会長を退任し、顧問に就任するということです。
玉塚会長は、衣料品チェーンのユニクロを展開するファーストリテイリングの社長などを務めたあと、平成22年にローソンに入社し、3年前から社長を、去年からは会長を務めています。
この間、広島市に本社を置くポプラや横浜市に本社を置くスリーエフなど、中堅のコンビニチェーンと提携を進め、共同で店舗を開発したほか、ローソンの親会社の三菱商事と連携して商品開発力を強化してきました。
会社によりますと、玉塚会長は、ローソンがことし2月に三菱商事の子会社になるなど、経営の在り方が一段落ついたなどとして、12日の取締役会で退任を申し出たということです。
玉塚会長の後任は当面、置かないということで、今後は三菱商事出身の竹増貞信社長を中心に経営を進めていくことになります。
-- NHK NEWS WEB