保険料を財源に、保育や幼児教育を実質的に無償化する、「こども保険」の構想をめぐって、自民党の特命委員会は初会合を開き、実現の可能性や課題を整理して、ことしの夏ごろに中間取りまとめを行う方針を確認しました。
自民党は、党内の若手議員らがまとめた、働く人や企業から徴収した保険料を財源に、保育や幼児教育を実質的に無償化する、「こども保険」の構想を具体的に検討するため、新たに設置した特命委員会の初会合を開きました。
この中で、出席者からは「こども保険」の構想に賛同する意見が多く出された一方で、「保険方式が本当にいいのか検討が必要だ」「税を財源にすることも検討すべきではないか」といった指摘も出されました。
そして、特命委員会として、「こども保険」構想の実現の可能性や課題を整理して、ことしの夏ごろに中間取りまとめを行う方針を確認しました。
会合のあと、「こども保険」の取りまとめにあたった1人で、特命委員会の事務局長を務める小泉進次郎衆議院議員は、「6月をめどに政府が策定する『骨太の方針』に向けて、議論を加速させていきたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB