サッカー日本代表の本田圭佑選手が所属するイタリア1部リーグのミランが中国の投資グループに日本円で850億円余りで買収され、ヨーロッパのサッカー界で中国企業による最大の買収劇として注目されています。
ミランの持ち株会社と中国の国有投資会社などで作る投資グループが13日に共同で発表した声明によりますと、持ち株会社は株式の99.93%を7億4000万ユーロ(日本円で850億円余り)で投資グループに売却しました。
これは、両者が去年8月に基本合意していたもので、投資グループはミランの戦力強化に向けた投資も別に行うということです。
ミランにはサッカー日本代表の本田圭佑選手が所属しています。
去年6月には、日本代表の長友佑都選手が所属する同じイタリア1部リーグのインテルも、およそ300億円で中国企業に買収されていて、15日に行われるインテルとミランの伝統の一戦は中国企業が買収したチームどうしの対決となります。
ヨーロッパのサッカー界では、中国企業によるクラブチームの買収が相次いでいますが、ミランの買収劇は最大のものとして注目されています。
-- NHK NEWS WEB