任期満了に伴う富山市長選挙は１６日に投票が行われ、無所属の現職で、自民党、民進党、公明党の推薦を受けた森雅志氏が４回目の当選を果たしました。
富山市長選挙の開票結果です。
▽森雅志（無所属・現）当選、１１万７８２５票
▽高野善久（無所属・新）４万６３６票
自民党、民進党、公明党の推薦を受けた現職の森雅志氏が、共産党の推薦を受けた新人の高野善久氏を抑えて、４回目の当選を果たしました。
森氏は６４歳。富山県議会議員を経て、合併前の旧富山市の市長を１期務めた後、周辺の町村との合併で平成１７年に発足した富山市の市長を３期務めています。
今回の選挙戦で、森氏は、中心市街地などに都市機能を集約する「コンパクトなまちづくり」に引き続き取り組むことや、子育て支援策の充実などを訴えました。
その結果、推薦を受けた自民党や公明党の支持層を固めるとともに、支持政党を持たない無党派層からも幅広く支持を集め、４回目の当選を果たしました。
森氏は「富山市に転勤で来る人や富山市で企業を経営する人、そして、子どもからお年寄りまであらゆる世代に魅力的で安心できるまちづくりを一歩一歩進めていくことが、２０年後、３０年後の市民の信頼につながる。将来の市民の利益を増すための施策をさらに進めていきたい」と述べました。
富山市長選挙の投票率は４７．８４％で、前回の選挙を５．２２ポイント下回り、合併によって今の富山市が発足した平成１７年以降で最も低くなりました。
-- NHK NEWS WEB
