トヨタ自動車は車とインターネットをつなげることでさまざまなサービスを提供できるようになる次世代の車、「コネクテッドカー」を2020年までに日米で販売していく方針を明らかにしました。
トヨタ自動車は1日、車とインターネットをつなげることで車内でさまざまな情報をやり取りできるようになる「コネクテッドカー」の開発について説明会を開きました。
この中でトヨタは2020年までに、日米の市場に投入する乗用車に通信機能を標準装備し「コネクテッドカー」として販売していく方針を明らかにしました。
この車では、車から離れていてもスマートフォンでプラグインハイブリッド車の充電状況を確認したり、エアコンを操作したりすることができるようになるということです。
また、車に不具合が生じた場合、その情報が速やかに販売店に伝わりサポートを受けられるサービスを提供していくことも検討するとしています。
会見で、トヨタ自動車の友山茂樹専務は、「車に新たな付加価値が生まれる可能性がある。自動車メーカー自身が、システムの土台を作り、ほかの事業者とも連携したい」と述べました。
次世代の車と期待される「コネクテッドカー」をめぐっては日産自動車とホンダも開発を進めていて実用化に向けた競争が活発化しています。
-- NHK NEWS WEB