東京にあるキューバ大使館は、25日死去したフィデル・カストロ前国家評議会議長を追悼するための記帳を27日から受け付け、訪れた人がカストロ氏の死を悼んでいました。
東京・港区にあるキューバ大使館では、フィデル・カストロ前国家評議会議長が亡くなったことを受けて半旗が掲げられ、入り口には訪れた人がささげたと見られる花束が供えられていました。
大使館の一室にはカストロ氏の遺影を飾った記帳台が設けられ、27日午後から来館者の記帳を受け付けています。訪れた人は、ノートにスペイン語で「ありがとう」とか、キューバ革命のスローガンである「常に勝利を目指して」などのメッセージをつづって、カストロ氏の死を悼んでいました。
横浜市の企業に勤めるキューバ人の男性は「カストロ氏には、まだ生きていてほしかったのでショックです。私が大学に通って、日本でこうして働くことができているのもカストロ氏の革命のおかげだと思っているので、感謝しています」と、時折目に涙を浮かべて話していました。
キューバ大使館は、27日から来月4日まで毎日、記帳を受け付けることにしています。
-- NHK NEWS WEB