20日午後、福岡市中央区の駐車場で、銀行で下ろした現金3億8000万円余りを奪われたと会社員の男性から通報がありました。男性は、現金を奪ったのは3人組で車で逃げたと話しているということで、警察が強盗事件として捜査しています。
警察によりますと、20日午後0時半ごろ、福岡市中央区天神1丁目のみずほ銀行福岡支店の前の駐車場で現金3億8000万円余りを奪われたと男性から通報がありました。
警察によりますと、通報してきたのは東京・足立区の29歳の会社員の男性で、「催涙スプレーをかけられて銀行で下ろしたばかりの現金を奪われた。3人組が白いワゴン車で逃げた」と話しているということです。
男性は、銀行から現金をおよそ1億9000万円ずつ2回に分けて引き出したあと、黒いスーツケース1つに入れ、銀行の前の道路を渡り、駐車場で車に積み込もうとしたところ2人の男に襲われたと話しているということです。
警察によりますと、3人組のうち1人は男で年齢が30歳から40歳ぐらい、身長が1メートル75センチぐらいのがっちりした体格で服装は灰色っぽい作業服の上下に、ニット帽か白いマスクなどで顔を覆っているようだったということです。
また、もう1人も男で身長が1メートル70センチから75センチぐらい、黒色の作業服姿で、白いタオルを頭に巻いて、白いマスクをしていたと、いうことです。
3人目は性別が不明で、ワゴン車の運転手役のようだったということです。
警察は強盗事件として捜査しています。
現場は福岡市最大の繁華街・天神のオフィスや商業施設が建ち並ぶ一角で当時、現場周辺は多くの人たちが行き交っていました。
-- NHK NEWS WEB