「富士フイルムホールディングス」は、海外のグループ会社の会計処理に問題が見つかったとして、今月下旬に予定していたことし3月期の決算を延期すると発表しました。
発表によりますと、「富士フイルムホールディングス」は、子会社の情報機器メーカー「富士ゼロックス」のニュージーランドの販売会社で、顧客とのリース取引に関連して会計処理に問題のあることがわかりました。
これまでの社内調査では、この問題で過去数年間の最終利益に合わせて220億円の損失が生じる見込みだとしています。
このため会社では、社外の弁護士などによる第三者委員会を設置して、ニュージーランドの販売会社で行われていたリース取引などの実態解明を徹底することを決めました。
これに伴って今月27日に予定していた、ことし3月期の決算を延期することになり、富士フイルムホールディングスは「株主や投資家の皆様をはじめ関係各位にご迷惑やご心配をおかけし深くおわび申し上げます」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB