トラックドライバーの不足などに対応するため、サントリーホールディングスと日清食品は、ことし6月中旬から北海道の一部の地域でそれぞれの商品を共同で配送することになりました。
発表によりますと、両社はことし6月中旬以降、北海道千歳市のサントリーの倉庫と、恵庭市の日清食品の倉庫から、帯広市にあるコンビニエンスストアの物流センターなどにトラックで商品を共同配送する取り組みを始めます。
サントリーがビールやお茶などをトラックで運ぶ際には、重さに制限があるため荷台にスペースができるため、このスペースに重さの軽い即席めんを積んで配送するいうことです。
両社は、トラックの便数を減らすことで、ドライバーの不足による物流コストの抑制を目指しており、今後ほかの地域にも広げていきたい考えです。
飲料や食品メーカーでは、アサヒビールとキリンビールが一部の地域で同じ貨物列車を使った共同配送を始めるなど、人手不足を背景に企業の枠を超えた共同配送が広がっています。
-- NHK NEWS WEB