去年7月に民営化された仙台空港で利用客の増加に向けて周辺を走る市民ランナーを新たに取り込もうと、シャワールームや更衣室を備えた施設が20日にオープンしました。
この施設は仙台空港の運営会社が飛行機の搭乗客以外も入れる空港ビルの1階部分にオープンさせました。
市民ランナー向けに男女それぞれの更衣室やシャワールームのほかロッカーも備えられ、午前7時から午後9時まで1回800円で利用することができます。
去年7月に国が管理する空港としては全国で初めて民営化された仙台空港は売店などからの収入を収益の柱の一つに据えていて、飛行機の搭乗客以外の利用客も増やそうと取り組んでいます。こうした中で、ことしから空港周辺でマラソン大会の開催が予定されるなど市民ランナーの増加が見込まれることから、空港内にも呼び込もうと今回の施設をオープンさせました。
仙台空港ではこのほか、20日から東北6県の見どころを紹介する観光案内所や飲食店も新たにオープンしました。
空港の運営会社の岩井卓也社長は「海外の方が日本のマラソン大会に参加することが最近ブームになっているとも聞きます。多くの人に空港周辺を走ることを楽しんでいただきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB