フィリピンの首都マニラで、愛知県の48歳の男性が、バイクに乗った2人組に銃で撃たれて殺害された事件で、2人組の1人が一度銃撃したあと、バイクから降りて再び男性に向けて発砲していたことが、現地の警察への取材でわかりました。警察は、当初から男性を狙った犯行と見て、詳しいいきさつなどを調べています。
フィリピンの首都マニラの幹線道路で20日夜、愛知県にあるパチンコ部品メーカーの経営者、水野成規さん(48)が、仕事で一緒にフィリピンを訪れていた、ほかの会社の日本人たちと車に乗って移動していたところ、バイクに乗った2人組に銃で撃たれて殺害されました。
その後の調べで、2人組のうちバイクの後ろに乗った1人が、水野さんを一度銃撃したあと、バイクから降りて歩いて車の反対側に回り込み、再び水野さんに向かって発砲していたことが、現地の警察への取材でわかりました。
水野さんは、マニラ近郊にあるパチンコ部品の工場を視察するために、20日にフィリピンに入国し、事件当時は、ほかの企業の日本人10数人と現場近くのレストランで食事をしたあと、ホテルに戻る途中だったということです。
現地の警察は、当初から水野さんを狙った犯行と見て、事件のあと現場から逃走した2人組の行方を捜査するとともに、何らかのトラブルがなかったかなど、詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB