東京とロシアのモスクワを結ぶ航空路線が開設されてから50年になったのを記念する式典が開かれ、歴代の客室乗務員の制服が披露されるなどして、日ロの交流を振り返りました。
日本と旧ソビエトは1956年の国交回復のあと東京とモスクワを結ぶ航空路線の開設に合意し、1967年4月20日、羽田空港を出発した第1便は招待客およそ70人を乗せてモスクワ郊外の空港に着陸しました。飛行時間はヨーロッパや中東を経由するよりも8時間以上短縮され、およそ11時間になりました。
20日、この路線の開設から50年になったのを記念する式典がモスクワにある日本大使館で開かれ地元の旅行会社などからおよそ250人が出席しました。式では当時、東京・モスクワ便を共同で運航した日本航空とアエロフロートの1960年代から現在までの客室乗務員の制服が披露されました。
日本政府観光局によりますとことし1月から3月までにロシアから日本を訪れた観光客の数はビザの発給要件が年明けから緩和されたこともあって、去年より20%以上多い1万5200人となっています。
日本航空の藤田直志副社長は「50年続けてきたということは両国の関係が平和に親交をあつくしてきた結果だ。両国の関係をより発展させていくことが私たちに与えられた任務であり、努力する」と話していました。
-- NHK NEWS WEB