福岡市で現金3億8000万円余りが奪われた事件で、被害者の男性が前の日も金塊を買い付けるため、同じように市内の銀行から多額の現金を引き出していたことが、捜査関係者への取材でわかりました。その日は2人で現金を運んでいたということで、警察は当日1人で運ぶところが狙われた可能性があると見て調べています。
今月20日、福岡市中央区天神の駐車場で、東京の貴金属販売会社の社員の男性が、金塊を購入するため銀行から引き出したばかりの現金3億8000万円余りをスーツケースごと奪われ、警察は強盗傷害事件として捜査しています。
捜査関係者によりますと、これまでの調べで、男性は事件の前日の19日も金塊を買い付けるため、同じように市内の銀行から多額の現金を引き出していたということです。その日は2人で現金を運んでいたということです。
警察は犯人らが何らかの方法で、取引に関する情報を入手し、男性が1人で現金を運ぶところを狙った可能性があると見て調べています。
-- NHK NEWS WEB