ロンドンオリンピックの競泳男子200メートル平泳ぎで銅メダルを獲得した立石諒選手が、大阪で引退の記者会見を開き、「多くの人に支えてもらい、水泳をやってよかったと感じている」と振り返りました。
立石選手は神奈川県出身の27歳。
2012年のロンドン大会でオリンピックに初めて出場し、男子200メートル平泳ぎの決勝で、ゴール直前に隣のレーンの北島康介選手をかわし、銅メダルを獲得しました。
その後は肩などのけがに苦しんだ立石選手は、去年のリオデジャネイロオリンピックで代表入りを逃し、今月行われた日本選手権のあと、現役を引退する意向を示しました。
立石選手は24日、大阪・八尾市内の所属企業で記者会見を行い、「去年のオリンピックで代表に選ばれなかったことが大きかった。もう一度世界で戦いたかったが、うまく体が動かなかった」と、引退を決めた理由を明かしました。
そして、「けがもあり、誰よりも山と谷がある水泳人生だった。支えてもらった多くの人に感謝するとともに、水泳をやってよかったと感じている。3年後の東京オリンピックに向けて、これからも水泳に携わる仕事をしたい」と話し、今後は若手の育成にあたる考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB