週明け24日のニューヨーク株式市場は、フランスの大統領選挙でEU=ヨーロッパ連合の枠組みを堅持するとしているマクロン前経済相が決選投票に進むことになったことを好感して買い注文が膨らみ、ダウ平均株価は一時、200ドル以上値上がりして取り引きされています。
24日のニューヨーク株式市場は、フランスの大統領選挙でEUの枠組みを堅持するとしているマクロン前経済相が最も多い票を集め、来月の決選投票でも優勢だという見方が出ていることから、経済の混乱は避けられそうだとして買い注文が広がり、ダウ平均株価は一時、先週末より200ドル以上値上がりしました。
一方、ニューヨーク外国為替市場は比較的安全な資産として買われてきた円を売って、ドルやユーロを買う動きが出て、円相場は値下がりし、ユーロに対してはおよそ1か月ぶりの円安水準で取り引きされています。
市場関係者は「マクロン前経済相が決選投票に進み、EUに批判的な候補者だけの決選投票になることが避けられたことが、市場では好ましい結果だと受け止められている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB