3年前の御嶽山の噴火のあと、長野県の木曽地域の一部で観光客数が回復しない状況が続いていることを受けて、ふもとのロープウエーは、ことしもオープンを例年より1か月早め、大型連休の期間中も営業を行うことになりました。
3年前、御嶽山が噴火したあと、長野県の木曽地域では登山客やスキー客が大幅に減り、去年も、御嶽山に近い地区では夏の観光シーズンに訪れた人の数が噴火前の半分にも満たないなど、客足が回復していません。
これを受けて、御嶽山の7合目まで登ることができる「御岳ロープウェイ」では少しでも多くの観光客に訪れてもらおうと、去年に続いて、ことしもオープンを例年より1か月早め、今月29日から来月7日までの大型連休の期間中も営業を行うことになりました。
この時期の御嶽山からは、山頂付近を中心に残る雪と眼下に広がる新緑の大自然といった、夏のシーズンとは違った景色を楽しむことができるということで、運営会社の今孝志社長は「1人でも多くのお客さんに来てもらって、木曽地域全体の盛り上がりにつなげたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB