２５日、ＪＲ埼京線の電車内で、女性の体を触ったとして４１歳の男が警視庁に逮捕されました。男は駅で電車を降ろされたあと、線路に飛び降りて逃げたということで、電車の運行に一時、影響が出ました。男は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、埼玉県川口市の自称無職、福島覚容疑者（４１）で、警視庁の調べによりますと、２５日午前８時半ごろ、都内を走っていたＪＲ埼京線の電車内で、２０代の会社員の女性の体を触ったとして、東京都の迷惑防止条例違反の疑いが持たれています。
ＪＲ板橋駅で女性に電車を降ろされましたが、ホームから線路に飛び降り、走って逃げたということで、埼京線の運行に一時、遅れが出ました。警視庁は、逃げる際にホームに落とした持ち物などから特定し、自宅に帰ってきたところを２６日朝、逮捕したということです。警視庁によりますと、調べに対し「女性の体に手が当たっただけだ」などと供述し、容疑を否認しているということです。
都内では先月１４日、ＪＲ池袋駅で女性から痴漢をされたと訴えられた男が線路に飛び降りて逃げるなど、痴漢の疑いを持たれた男が線路を逃走する事件が先月以降、今回も含め７件起きているということです。
ＪＲ東日本によりますと、このうち池袋駅の事件では、電車がおよそ２０分間にわたって運転を見合わせ、３万２０００人に影響が出たということです。ＪＲ東日本は「線路に降りるのは危険なので、絶対にやめてほしい」と注意を呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB
