高知県南国市にある高知大学医学部附属病院のシステムの保守などを請け負う会社の社員が、患者およそ2900人分の名前や住所などの個人情報が入ったパソコンを紛失しました。
高知大学医学部附属病院によりますと、今月7日、患者の検査項目を共有するシステムの保守や点検を請け負う会社の社員が、パソコンを紛失しました。
パソコンには、患者2956人分の名前や住所のほか、身長や体重、それに検査項目などの個人情報が入っていたということです。
社員は、去年11月と12月に起きたシステムの障害を復旧する際、外部への情報の持ち出しを禁じる契約に違反して、個人情報を含むデータをパソコンに移していたということです。
病院によりますと、これまでのところ、患者の個人情報が不正に使われたという情報は寄せられていないということで、大学は、患者に文書を送って被害がないか確認を進めています。
高知大学医学部附属病院の横山彰仁病院長は、「患者の皆さまにご迷惑をおかけし深くおわびします。再発防止に努めます」と話しています。
-- NHK NEWS WEB