イギリスに到着した安倍総理大臣は日本時間午後8時すぎから、メイ首相との日英首脳会談に臨み、会談は先ほど終わりました。会談では、保護主義の台頭が懸念される中、日英両国が自由貿易を推進し、世界経済の成長を目指す方針を確認したものと見られます。
安倍総理大臣は日本時間の28日夜、政府専用機でイギリスに到着し、午後8時すぎから、ロンドン郊外にあるイギリスの首相の公式別荘「チェッカーズ」で、メイ首相との日英首脳会談に臨み、会談は先ほど終わりました。
会談の内容はまだ明らかになっていませんが、安倍総理大臣は、来月イタリアで開催されるG7サミット=主要7か国首脳会議への対応について協議し、保護主義の台頭が懸念される中、「自由で開かれた経済こそが平和と繁栄の礎」だとして、自由貿易を推進し、世界経済の成長を目指す方針を確認したものと見られます。
また、安倍総理大臣は、イギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱が、世界経済の成長や日本企業の活動などに大きな影響を与えないよう協力を求めたほか、北朝鮮やシリア情勢、それに東シナ海や南シナ海の情勢などについても意見を交わし、航行の自由の確保など、安全保障面での緊密な連携を維持していくことで一致したものと見られます。
このあと、両首脳はそろって会談の成果などを発表することにしています。
-- NHK NEWS WEB