韓国の検察は、パク・クネ(朴槿恵)大統領の知人、チェ・スンシル(崔順実)氏の一連の疑惑をめぐり、2日、チェ氏の逮捕状を請求するとともに、財団の資金流用疑惑への関与が指摘されているパク大統領の最側近の1人に出頭を求める方針で、財団の資金流用の捜査が先行して進んでいると見られます。
この問題は、韓国のパク・クネ大統領の40年来の知人で、女性実業家のチェ・スンシル氏が、パク大統領から大統領府の内部資料を受け取って国政に介入したり、大統領府が間接的に設立に関与した2つの財団の資金を流用したりした疑いが持たれているものです。
検察に身柄を拘束されているチェ氏は、調べに対し、一連の疑惑を否定していると伝えられています。これに対し検察は、2日、チェ氏の逮捕状を裁判所に請求し、さらに調べを進める方針です。
また検察は、2日、大統領府のアン・ジョンボム(安鍾範)前政策調整首席秘書官に出頭を求め、事情聴取をすることにしています。アン前首席秘書官はパク大統領の最側近の1人で、多数の大手企業が2つの財団を設立する資金を拠出するよう、韓国の経済団体「全経連」に圧力をかけたと指摘されています。アン氏は、国会などで、チェ氏のことは知らないと説明し疑惑を否定していますが、検察はすでに「全経連」や財団の関係者を次々と呼んで事情を聴いていて、チェ氏をめぐる疑惑のうち、財団の資金流用の捜査が先行して進んでいると見られます。
-- NHK NEWS WEB