3日午前、愛媛県今治市の市営住宅で、1階の部屋に侵入してきた女に住民が刃物のようなもので切りつけられました。警察によりますと、90代の女性が意識不明の重体となっているほか、息子の70代の男性も大けがをしているということで、警察は殺人未遂事件として女の行方を捜査しています。
3日午前9時ごろ、今治市室屋町の市営住宅で「男性が刃物で背中を切りつけられた」と、通りかかった人から警察に通報がありました。
警察官が駆けつけたところ、1階に住む70代の男性とその母親の90代の女性が刃物のようなもので切りつけられ、けがをしていて、部屋には凶器と見られる刃物があったということです。
2人は病院に搬送され手当てを受けていますが、病院から警察に入った情報では、母親は胸を刺されていて意識不明の重体となっているほか、男性も背中に大けがをしているということです。
警察によりますと、けがをした男性は「部屋に入ってきた見知らぬ中年ぐらいの女に切りつけられた。女は逃げた」と話しているということです。
警察は殺人未遂事件として女の行方を捜査しています。
警察によりますと、けがをした男性は女の特徴について「見知らぬ中年ぐらいの女で、頭にタオルを巻き、水色のスカートを履いていて、刃物のようなものを持っていた」と話しているということです。
また、タクシー会社の関係者によりますと、警察から「年齢は50歳から70歳ぐらいの小柄な女で、タオルを持っている可能性がある。犯人に対する有力な情報があれば警察に連絡してほしい」と連絡があったということです。
-- NHK NEWS WEB