アメリカの電気自動車メーカーのテスラは、ことし3月までの3か月間の決算を発表し、過去最高の販売台数を記録したことから、売り上げは去年の同じ時期の2倍以上に増えました。
アメリカの電気自動車メーカーのテスラは、3日、ことし1月から3月までの3か月間の決算を発表しました。それによりますと、売り上げは26億9600万ドル(日本円で約3000億円)で、去年の同じ時期の2.4倍に増えました。
これは、主力のセダンにSUVを合わせた販売台数が2万5000台余りと、過去最高を記録したことによるものです。
一方、最終的な損益は、企業買収に伴う費用を計上したことなどから、3億9718万ドル(およそ450億円)の赤字でした。
テスラは、価格を主力モデルのおよそ半額に設定した新型車が、まだ生産されていないにもかかわらず、世界で30万台以上を受注し、投資家の間で業績への期待が高まっていて、企業の価値を示す時価総額はアメリカ最大手のGM=ゼネラル・モーターズを上回っています。
テスラのイーロン・マスクCEOは決算発表の電話会見で、ことし後半にはトラックを公開するとしたうえで、「ロケット以外の乗り物はすべて完全な電動に置き換わることに大きな自信を持っている」と述べ、事業の拡大に意欲を示しました。
-- NHK NEWS WEB