東京・渋谷区でLGBT=性的マイノリティーの人たちが生活しやすい社会の実現を目指す国内最大規模のイベントが開かれています。
5年前から開かれているこのイベントは、LGBTに対する関心の高まりから、年々、規模が拡大していて、渋谷区の代々木公園の会場には、これまでで最も多いおよそ160の企業や支援団体がブースを出しています。
このうち、大手デパートのブースでは、心と体が一致しない性同一性障害の人たち向けに、靴のサイズが27センチまであるパンプスや、サイズの小さい背広などが販売され、実際に試着する人の姿なども見られました。
このほか、会場内では性の多様性を象徴するレインボーカラーをあしらった雑貨なども販売され、多くの人でにぎわっていました。
栃木県足利市から訪れたスクールカウンセラーの女性は「悩みを抱えている生徒や保護者のために勉強しようと思って訪れた。楽しそうな雰囲気のイベントで、胸を張って生きていこうという当事者たちの思いが伝わってきた」と話していました。
このイベントは7日まで開かれ、LGBTの当事者や支援者が渋谷と原宿を練り歩くパレードも行われます。
-- NHK NEWS WEB