高知県南国市で、市内にある後免町の地名にちなんで、日頃言いそびれている「ごめんなさい」の気持ちを大声で叫ぶ催しが開かれました。
「ごめんな祭」と名付られた、この催しは、南国市の住民グループが毎年行っているものです。
参加者は、会場に設けられた高さおよそ5メートルのやぐらの上に立ち、マイクに向かって、日頃言いそびれている「ごめんなさい」の気持ちを大きな声で叫びます。催しは午前と午後の2回に分かれて行われ、午前の部には3歳から47歳の16人が参加しました。
南国市の小学4年生の女の子は「お母さんがいない時、テレビを見ながら宿題をやってごめんなさい」と家族に向かって大きな声で謝っていました。
また、高知県香美市の会社員の女性が「毎晩、朝まで飲み歩いてごめんなさい」と叫ぶと、会場は大きな笑いに包まれていました。
高知市から家族で訪れていた会社員の男性は「聞いていて、スカッとした気持ちになりました。自分の子どもにも素直に、ごめんなさいと言えるような人になってほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB