連休明けの8日の東京株式市場はフランス大統領選挙の決選投票でEU=ヨーロッパ連合との関係を重視するマクロン候補が勝利したことで安心感が広がり、全面高の展開となっています。
日経平均株価は300円以上、値上がりし、取り引き時間中としてことしの最高値を更新しました。
日経平均株価、午前の終値は、今月2日より349円49銭、高い、1万9795円19銭。東証株価指数=トピックスは、28.81上がって、1579.11となっています。午前の出来高は11億8206万株でした。
株式市場ではフランス大統領選挙でEUとの関係を重視する中道で無所属のマクロン候補が極右政党のルペン候補に勝利したことで安心感が広がっていること。そして5日に発表されたアメリカの雇用統計が予想を上回り外国為替市場で円安ドル高が進んだことも株価を押し上げ日経平均株価は、取り引き時間中としてことしの最高値を更新しました。
市場関係者は「北朝鮮をめぐる情勢やヨーロッパの政治的な混乱などへの警戒感がひとまず和らぎ、多くの投資家がリスクをとって取り引きをしかけようという姿勢を強めている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB