7日夜、静岡市清水区で人材派遣会社の社宅が全焼して、役員の男性など3人が大けがをする火事があり、警察は派遣社員の52歳の男が火をつけたとして逮捕しました。火の回りが速かったことから、警察は油がまかれた可能性があると見て調べています。
逮捕されたのは、派遣社員の竹下登容疑者(52)です。
7日午後10時すぎ、静岡市清水区長崎の人材派遣会社の社宅で火事があり、木造2階建ての住宅1棟が全焼したほか、隣接する住宅4棟の一部が焼けて、社宅に住む会社役員の渋谷守さん(69)や社員の男性2人の合わせて3人が全身やけどなどの重傷を負いました。
警察によりますと、火が出る直前に竹下容疑者が社宅の中で口論しているのが目撃されていたほか、社宅から立ち去ってすぐに火事が起きていたことから行方を捜してしていました。
その結果、8日朝早く市内の路上で見つけて現場に同行し、事情を聞いたところ玄関付近に火をつけたと認めたことなどから、放火の疑いで逮捕したということです。
調べによりますと、火の回りがかなり速かったということで、警察は油がまかれた可能性があると見て詳しい状況を調べています。
-- NHK NEWS WEB