ロシア大統領府は、プーチン大統領がソビエト時代に勤めていた情報機関、KGB=国家保安委員会の元上司を訪ね、90歳の誕生日を祝ったと発表し、プーチン氏の当時の詳しい活動が明らかにされていないだけに注目を集めています。
ロシア大統領府は、8日、プーチン大統領が、旧ソビエトの情報機関、KGBの職員として、かつての東ドイツの都市ドレスデンに赴任していたころの上司、マトベエフ氏の90歳の誕生日を祝うため、モスクワ市内の自宅を訪ねたと発表しました。
プーチン大統領は、マトベエフ氏に、「人生や人間性、そして専門性について、あなたから学んだ」と述べて乾杯し、大統領の時計とちょうど90年前に発行された新聞を贈りました。
プーチン大統領には、かつて同じくKGBの職員としてともに東ドイツで勤務した、国営の軍需企業グループ「ロステク」のトップ、チェメゾフ氏と、国営の石油パイプライン会社「トランスネフチ」のトカレフ社長も同行したということです。
プーチン大統領のKGBでの詳しい活動は明らかにされていないだけに、元上司への訪問はロシア内外で注目を集めています。
-- NHK NEWS WEB