基本給やボーナスなどを合わせたことし3月の給与総額は、平均で27万円余りで、前の年の同じ月を10か月ぶりに下回りました。
厚生労働省が全国のおよそ3万3000の事業所を対象に行った調査の速報値によりますと、基本給やボーナス、残業代などを合わせたことし3月の給与総額は、働く人1人当たりの平均で27万7512円でした。これは、前の年の同じ月を0.4%下回り、去年5月以来、10か月ぶりに減少しました。物価の上昇分を反映した実質賃金では、0.8%のマイナスとなっています。厚生労働省は「去年3月の給与総額が大幅に上がった反動で、今回、マイナスとなったもので、賃金の上昇傾向は変わっていないと見ているが4月以降の動向を注視したい」としています。
-- NHK NEWS WEB