有料放送事業などを手がけるスカパーJSATは、子会社が実施したイベントをめぐる取り引きで不適切な会計処理があった疑いが見つかり、事実確認に時間がかかるとして、10日に予定していたグループ全体の決算発表を延期することを明らかにしました。
発表によりますと、スカパーJSATは子会社が実施したイベントをめぐる取り引きで不適切な会計処理があった疑いが見つかり、現在、社内で事実の確認を進めているということです。
スカパーJSATによりますと、不適切な会計処理の疑いは内部からの指摘で明らかになったということです。
これを受けて会社は、事実確認に時間がかかるとして10日に予定していたことし3月期のグループ全体の決算発表を延期することになりました。
会社は不適切な会計処理が判明した場合も、業績に与える影響は極めて小さいと説明していて、社内調査で事実が確認できしだい決算を発表するとしています。
スカパーJSATは「株主・投資家の皆様をはじめ、関係各位にご迷惑とご心配をおかけいたしますことを深くおわび申し上げます」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB