群馬県中之条町は環境に優しいまちづくりをPRしようと、ふるさと納税の返礼品に、町内の太陽光発電施設で発電された電力を加えました。
中之条町では町が中心となって設立した電力小売り会社「中之条パワー」が、町内にある3つの太陽光発電施設で発電された電力を、小中学校や家庭などに販売する事業が行われています。
町では環境に優しいまちづくりをPRしようと、ふるさと納税の返礼品に、この電力を加え、ことし3月から申し込みを受け付けています。
町によりますと、1口15万円の寄付をすると、一般家庭のおよそ半年分に相当する2500キロワットアワーの電力の供給を無償で受けられるということです。
対象となるのは、東京電力の管内に住んでいるクレジットカードが利用できる人で、電力の契約を中之条パワーに変更することが条件となります。先着50件までですが、町によりますと、8日までに12件、ふるさと納税の返礼に伴う契約の変更があったということです。
中之条町は「電力をふるさと納税の返礼品にすることは全国的にも珍しく、再生可能エネルギーの活用にも理解を深めてほしい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB