生産が盛んなデニムをPRして地域の活性化につなげようと、広島県福山市や岡山県井原市の企業などがデニム生地を使ったアニメーション動画を作りました。
この動画は、福山市と井原市、それにそれぞれの市の15のデニムメーカーでつくる「備中備後ジャパンデニムプロジェクト」が企画して作られたもので、すべてのシーンでデニム生地が使われていることから「デニメーション」と名付けられました。
動画では、インディゴで染められた糸がジーンズに仕立てられ、世界のファッションショーで紹介されるまでのストーリーが描かれていて、2分32秒にわたる映像がおよそ50種類の生地の濃淡や色合いの違いで表現されています。
企画に携わった福山市のデニムメーカーの篠原由起さんは、「これを機に備後のデニムを多くの人に知ってもらいたいです」と話していました。また、福山市産業振興課の早川いづみさんは「外国人にもわかるように、セリフのない動画にしました。日本だけではなく海外にも備後のデニムを広めていきたいです」と話していました。
この動画はJR福山駅の構内などで公開されているほか、動画投稿サイト「ユーチューブ」でも見ることができます。
-- NHK NEWS WEB