12日夜、埼玉県所沢市の西武園ゆうえんちで園内の施設などが焼けた火事で、警察と消防が現場を詳しく調べた結果、焼け方が激しい全長130メートル余りのアーケードのうち、中央付近の飲食店などの焼け方が最も激しいことが警察への取材でわかりました。
12日午後11時半すぎ、埼玉県所沢市山口の「西武園ゆうえんちから火が出ている」と消防に通報があり、火はおよそ2時間後に消し止められましたが、園内の施設やアトラクションなどおよそ1000平方メートルが焼けました。
警察と消防は、園内の西側にあり飲食店や土産物店など10店舗が並ぶ「アーケード大通り」付近から火が出たと見て現場を詳しく調べていますが、全長130メートル余りのアーケードのうち、中央付近の飲食店や子ども向けのアトラクションの焼け方が最も激しいことが、警察への取材でわかりました。
遊園地の運営会社によりますと、「アーケード大通り」は3年前にも屋台などが焼ける火事があったということです。
警察は、この付近が火元と見て、運営会社や店舗の関係者から話を聞くなどして出火原因の特定を進めることにしています。
火事を受けて、西武園ゆうえんちは13日から当分の間、営業を取りやめるということです。
-- NHK NEWS WEB