沖縄が本土に復帰してから15日で45年になるのを前に、復帰の歴史や意義を次の世代に伝えていこうという大会が沖縄市で開かれました。
大会は、沖縄県内の企業の経営者などでつくる実行委員会が6年前から毎年開いていて、主催者の発表で500人が参加しました。この中で、沖縄市の桑江朝千夫市長は、「いま沖縄の経済が成長を遂げているのは先人たちの努力のたまものです。改めて祖国復帰に喜びを表しましょう」とあいさつしました。
このあと、興南高校野球部の監督として甲子園で春夏連覇を果たした我喜屋優さんが講演し、「私の選手時代は復帰前で、沖縄は特別な存在でした。これからは本土と沖縄のいいところを互いに認め合うことで、スポーツはもとより観光や経済はさらによくなります」と述べました。
参加者は、このあと会場から沖縄市中心部までの1キロ余りをパレードし、本土復帰から45年を祝っていました。参加者の1人は「復帰45年を迎えて大変うれしいです。これからも世界に誇れる安定した日本の沖縄であってほしいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB