世界各地で大規模なサイバー攻撃の被害が広がる中、「JR東日本」は、関東地方の支社にあるパソコン1台が、ウイルスに感染していたことを明らかにしました。このパソコンは、社内のネットワークには接続されておらず、目立った被害は確認されていないとしています。
世界各地で被害が相次いでいるサイバー攻撃で、日本国内では、警察庁が14日正午までにまとめたところ、パソコンがウイルスに感染する被害が2件確認されているほか、「日立製作所」では電子メールの管理などを行う社内のシステムの一部に障害が出たことが明らかになっています。
こうした中、JR東日本は今月12日、関東地方の支社にあるパソコン1台がウイルスに感染しているのが確認されたことを明らかにしました。
このパソコンは、社内のネットワークには接続されておらず、目立った被害は確認されていないということで、電車の運行に関わるシステムにも、一切、影響はないとしています。
ウイルスは、世界各地で被害が相次いでいる一連のサイバー攻撃と同じ種類のもので、会社では原因を調べています。
国土交通省によりますと、JR東日本と同じようにパソコンがウイルスに感染したという報告が、ほかにもう1件、寄せられているということです。
-- NHK NEWS WEB