大手銀行の「三菱東京UFJ銀行」は、利用者から「長すぎる」という指摘も出ていた銀行の名称を見直し、来年4月に「三菱UFJ銀行」に変更することを15日、正式に発表しました。
「三菱東京UFJ銀行」は、平成8年に旧三菱銀行と旧東京銀行が合併して「東京三菱銀行」となり、その後、平成18年に旧UFJ銀行も加わって今の名称になりましたが、取引先や利用者からは「長すぎる」という指摘もありました。
こうした中、親会社である持ち株会社の「三菱UFJフィナンシャル・グループ」は、来年4月に銀行の名称から「東京」を外し、「三菱UFJ銀行」に変更することを決め、15日、正式に発表しました。
また、英語の名称も「The Bank of TokyoーMitsubishi UFJ」から、「MUFG Bank」に変更します。
「三菱UFJフィナンシャル・グループ」は15日、傘下の信託銀行にある企業融資の業務を三菱UFJ銀行にまとめるなどグループ内の再編を進めていく方針も合わせて発表しました。
会見で、平野信行社長は「銀行の名称をグループと同じ三菱UFJに統一し、グループ一体で、新しく生まれ変わるという基本理念を発信したい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB