去年9月、大阪・河内長野市の山で、宗教法人の敷地に積み上げられた建設残土が崩れて川に流れ込み、一時、取水ができなくなりました。警察は、無許可で大量の残土を運び込んだとして、大阪市の建設会社の役員や宗教法人の関係者らを府の砂防条例違反などの疑いで逮捕する方針です。
去年9月、大阪・河内長野市の山で、宗教法人の敷地に積み上げられた建設残土が崩れて1級河川の石川に流れ込み、水が濁って、およそ1か月間、取水ができなくなりました。
警察は、大阪市の建設会社や宗教法人の本部を捜索するなど捜査を進めていましたが、捜査関係者によりますと、大阪府の許可を受けずに、およそ4300平方メートルの面積にあたる建設残土を運び込んでいたことなどがわかったということです。
建設会社は、各地の工事現場から出た残土を引き取って利益を得ていたと見られています。
警察は、建設会社の役員や宗教法人の関係者ら合わせて6人を府の砂防条例や土砂条例違反の疑いで16日にも逮捕する方針で、詳しいいきさつを調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB