トラックのドライバー不足などに対応しようと、激しい販売競争を繰り広げている大手ビールメーカー４社が、貨物列車などを使った共同配送を初めて北海道で実施することになりました。
共同配送を実施するのは、大手ビールメーカーのアサヒビール、キリンビール、サントリービール、それにサッポロビールです。
４社はことし９月から、札幌市にあるＪＲ貨物のターミナル駅を起点に、北海道東部の釧路や根室地区に向けて列車とトラックを使った取引先への共同配送を行います。これにより、４社合わせて、年間でおよそ８００台分の長距離トラックの輸送を削減できるということです。
ビール系飲料では４社が激しい販売競争を繰り広げる一方、トラックのドライバー不足やそれに伴う物流コストの上昇をどう抑えるかが共通の課題となっています。
このため、アサヒとキリンがことし１月から貨物列車を使って、関西から北陸地方への共同配送を行っていますが、大手４社がそろって共同配送に取り組むのは、今回が初めてです。
-- NHK NEWS WEB
