大手自動車メーカーのロゴマークなどを無断で使った自動車用のライトを販売していたとして、埼玉県川口市の会社の役員が、商標法違反の疑いで警察に逮捕されました。
逮捕されたのは、埼玉県川口市にあるカー用品などの販売会社「ティーピーオー」の取締役で、中国籍の魏求実容疑者(55)です。
捜査関係者によりますと、魏容疑者は、大手自動車メーカーのロゴマークやエンブレムを無断で使った自動車用のライトを販売していたとして、商標法違反の疑いが持たれています。こうしたライトは、「カーテシーランプ」とか「ウエルカムライト」などと呼ばれ、乗用車のドアを開けた際に足元が照らし出されるもので、明かりの中にロゴマークなどが映し出されるということです。
ロゴマークなどが無断で使われた自動車メーカーは、国内外合わせて10社前後に上ると見られ、主にインターネットを通じて販売されていたということです。警察は、魏容疑者が商品の仕入れや販売などを取りしきっていたと見て調べるとともに、この会社と社長についても、商標法違反の疑いで近く書類送検する方針です。
-- NHK NEWS WEB