全国銀行協会の会長を務める三菱東京UFJ銀行の小山田隆頭取は、記者会見で、経営再建中の東芝について、半導体事業の売却による財務体質の強化など、目の前の課題の解決にしっかりと取り組めば再建はなしうる状況だという認識を示しました。
東芝は、経営の再建に必要な資金を得るため、半導体事業の売却を目指していますが、三重県の工場を共同運営してきたアメリカのメーカー、ウエスタンデジタルは、同意なしに第三者に売却しないよう求めています。
これについて、全国銀行協会の会長を務める三菱東京UFJ銀行の小山田隆頭取は、記者会見で、「東芝は、ウエスタンデジタルとはこれからしっかり交渉していくと思う。また、そもそも決算が監査法人の承認を得られていないなど、課題はいろいろある」と述べました。
そのうえで、小山田頭取は、半導体事業の売却による財務体質の強化や、監査法人との関係の再構築などの対応をしっかりしていけば、今後の再建はなしうる状況だという認識を示しました。
-- NHK NEWS WEB