大量に商品を仕入れたまま代金を支払わない“取り込み詐欺”グループとみられる男5人が逮捕され、警視庁は同様の手口を繰り返しおよそ1億6000万円分の商品をだまし取っていたとみて調べる方針です。
警視庁によりますと、逮捕された住所不定無職の上田晴彦容疑者(69)ら男5人は去年6月、住宅リフォーム会社「ガスクル」と名乗り都内の会社から発電機などおよそ150万円分の商品を仕入れたまま、代金を支払わずにだまし取った詐欺の疑いがもたれています。
商品を先に仕入れて裏で売りさばき、支払い期限前に行方をくらます手口は“取り込み詐欺”と呼ばれ、警視庁はこのグループが同様の方法を繰り返し合わせておよそ1億6000万円分の商品をだまし取っていたとみて調べる方針です。
警視庁の調べに対し、5人のうち上田容疑者ら2人は容疑を認め、ほかの3人は「詐欺をしていたつもりはない」と否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB