首都圏で先月(4月)に発売された新築マンションの戸数はおよそ2700戸で、大型物件の売り出しが増えたことで3か月連続のプラスとなりました。
民間の調査会社「不動産経済研究所」によりますと、東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県で先月に発売された新築マンションの戸数は、去年の同じ月より38.6%増えて2741戸となりました。これは首都圏で大型物件の売り出しが増えたことが主な要因で、新築マンションの発売戸数が前の年の実績を上回るのは3か月連続です。
ただ、1戸当たりの平均価格は5918万円と依然として高く、その影響で発売された戸数のうち契約に至った割合は66.3%にとどまり、目安とされる70%を4か月連続で下回りました。
不動産経済研究所は「発売価格の高止まりで、東京都心を除くと売れ行きが低迷しており、今後マンションの価格は下落する傾向になっていくのではないか」と話しています。
-- NHK NEWS WEB