通信販売会社向けに家電製品などの卸売業を展開している東京の会社の社長らが、架空の仕入れ費を計上するなどの手口で、法人税およそ4100万円を脱税したとして東京地検特捜部に逮捕されました。
逮捕されたのは東京・豊島区の卸売り会社、デメテルの社長、山藤剛容疑者(54)ら3人です。
東京地検特捜部の調べによりますと、山藤社長らは去年6月期までの3年間に、架空の輸入仕入れ費を計上するなどの手口で、1億6000万円余りの所得を隠し、およそ4100万円を脱税したとして、法人税法違反の疑いが持たれています。
ホームページなどによりますと、この会社は中国に事務所を設置して家電製品や雑貨などを輸入しテレビショッピングなどを展開する大手通信販売会社などに向けて商品を販売していたということです。
特捜部は脱税した資金の流れなどについて解明を進めることにしています。
NHKの取材に対し、デメテルは「担当者がいないのでコメントできない」としています。
-- NHK NEWS WEB