高市総務大臣は千葉県銚子市を訪れ、国の地方創生の一環として、地方に事務所の開設を検討している都市部の企業に、試験的に事務所を提供する取り組みを視察しました。
総務省は、都市から地方への人の流れを増やそうと、自然の豊かな地方に事務所の開設を検討している都市部の企業に、通信インフラなどを整備した事務所を試験的に提供する、「お試しサテライトオフィス」という事業に、昨年度から取り組んでいます。
高市総務大臣は20日、この事業を行っている千葉県銚子市を訪れ、太平洋を一望できる展望施設「銚子ポートタワー」に設けられた事務所を、森田知事らとともに視察しました。
展望スペースに設けられた事務所には、現在、都内に本社のあるIT企業や大手電気機器メーカーなどが入居していて、銚子市によりますと、およそ100社から問い合わせがあるということです。
高市大臣は記者団に対し、「銚子市のオフィスには高いニーズがあると感じた。『お試し』での取り組みが本当のオフィスの設置につながり、ここで仕事を持って働きたいという若者が増えるような取り組みにしていきたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB