21日午前、青森県弘前市の山林で山菜採りをしていた男性がクマに襲われてけがをしました。青森県では、20日も山菜採りをしていた人がクマに襲われてけがをしていて、警察などが注意を呼びかけています。
21日午前7時ごろ、青森県弘前市百沢の山林で1人で山菜を採っていた近くに住む52歳の会社員の男性がクマに襲われました。
警察によりますと、クマは体長が1メートル50センチほどのツキノワグマで、男性は右手をかまれましたが足で蹴って撃退し、携帯電話で警察に通報したということです。
現場は県道から700メートルほど入った、岩木山のふもとに広がる雑木林の中で、弘前市は付近に看板を立てて注意を呼びかけています。
青森県内では、ことしに入ってクマの目撃情報が20件以上寄せられていて、20日も山菜を採りに岩木山に入った人が襲われてけがをしています。
警察は、山に入るときはクマの出没情報を事前に確認するとともに、鈴やラジオといった音が出るものを身につけるなど、十分な対策を取るよう呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB