去年7月、福岡市博多区で、およそ6億円分の金塊が警察官を装う男らに盗まれた事件で、警察は、現場付近の防犯カメラの映像などから、愛知県の男など合わせて10人前後が事件に関わっていた疑いがあるとして、近く、盗みなどの疑いで逮捕する方針を固めました。
去年7月、福岡市博多区の博多駅前のビルの入り口付近で、貴金属取引会社の男性らがおよそ6億円分の金塊を貴金属店に売却するためアタッシェケースに入れて運んでいたところ、警察官を装う複数の男らのグループにアタッシェケースごと盗まれました。
男らは警察官のような上着を着て「密輸品だろう」などと声をかけ、男性たちからアタッシェケースを受け取ると車に積み込んで逃げたということで、盗まれた金塊の一部は事件後に売却され、換金されていました。
警察は、現場付近の防犯カメラの映像の解析や貴金属店への捜査などを進め、その結果、愛知県の男など合わせて10人前後が事件に関わっていた疑いがあることがわかったということです。
このため、警察は、これらの男らについて、盗みの疑いや、盗まれたものと知りながら売却をあっせんした疑いで、近く、逮捕する方針を固めました。
-- NHK NEWS WEB