インターネット上でのいじめを防ごうと、千葉県柏市は、いじめに関する情報を匿名で通報するアプリを市内の公立中学校に導入することになりました。
アメリカのIT企業が開発したこのアプリは、いじめの被害者やいじめを目撃した人が、スマートフォンやタブレットを使って匿名でメッセージや画像などを送信できます。全国的にインターネットを使ったいじめが増えていることを受けて、柏市は今年度から市内に20ある市立中学校にアプリを導入することになりました。
22日、市立土中学校で行われた公開授業では、生徒たちにアプリの内容が説明されました。アプリに情報を書き込み送信すると、学校名と学年が記された匿名の通報が市の教育委員会に入るということです。
柏市では、寄せられた情報について真偽を確かめながら学校と共有し、問題の解決に向けて対応することにしています。柏市学校教育課の佐和伸明副参事は「子どもたちがいじめを通報しやすい仕組みをつくることで、少しでも問題に解決につなげていきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB