22日、群馬県内のわたらせ渓谷鉄道の踏切で起きた、点検車両の列車の脱線事故で、23日も朝から国の運輸安全委員会の調査官が事故現場を訪れ、脱輪が起きた線路の状況などの確認を進め、詳しい事故原因を調べています。
22日午後3時ごろ、わたらせ渓谷鉄道の群馬県桐生市の水沼駅近くの踏切で、線路を点検する3両編成の列車の2両目が脱線しました。乗っていた鉄道会社の社員など7人にけがはありませんでした。
事故現場では国の運輸安全委員会の調査官2人が、22日に続いて23日も午前8時から現場で調査を行い、脱輪した車輪を撮影したり線路のゆがみを計測したりして、詳しい事故原因を調べていました。
事故の影響で、わたらせ渓谷鉄道は、群馬県みどり市の大間々駅と栃木県日光市の間藤駅の間で終日運休となっています。わたらせ渓谷鐵道の樺澤豊社長は「事故原因はよくわかっていませんが、利用者のためにもできるだけ早く原因究明して復旧を目指したい」と話していました。
調査官は、午後からは事故当時列車に乗っていた鉄道会社の社員など7人から詳しい状況を聞くことにしています。
-- NHK NEWS WEB