去年7月、福岡市で、およそ7億5000万円分の金塊が盗まれた事件で、22日逮捕された名古屋市の会社役員の兄も事件に関わった疑いがあるとして指名手配されたことが捜査関係者への取材でわかりました。警察は、この兄弟が事件を主導したと見て調べています。
去年7月、福岡市の博多駅前で、貴金属取引会社の男性らがおよそ7億5000万円分の金塊を警察官を装った男らに盗まれた事件で、警察は、22日、名古屋市の土木関係会社役員、野口和樹容疑者(42)ら6人を盗みなどの疑いで逮捕し、23日、新たに24歳の男を盗みの疑いで逮捕しました。
警察は7人の認否について明らかにしていません。
警察は、金塊を売却して得た金の大半を手にしていた疑いがある野口容疑者を中心に犯行が計画されたと見て捜査していますが、野口容疑者の兄についても、事件に関わった疑いがあるとして盗みの疑いで指名手配したことが捜査関係者への取材でわかりました。
警察は、関係者の話などから、この兄弟が事件を主導したと見て調べるとともに、事件に関わった疑いがあるほかの男らの行方を捜査しています。
-- NHK NEWS WEB